2017/01/17

「塔の上のラプンツェル」の髪は実は失敗だらけだった?

2010年の長編アニメーション映画「塔の上のラプンツェル」を覚えている方は多いと思いますが、CGをやっている自分にとっては内容よりもあの長〜い髪が一番印象に残っています。さぞかし大変だったんだろうな、と思いながら見ていました。今日はその髪の毛をトライアンドエラーを繰り返しながら制作を行なっている様子が分かる映像の紹介です。あの天下のディズニーでも簡単には行かないもんですね。








この映画の監督は最初は2Dの作品にする予定でしたが、スタジオ側から3Dにしてちょうだい!という要求を受け、だったらディズニーの伝統的な2Dの美的要素を3Dで再現するぞ、というテーマを揚げ「3Dで描いた手描き絵」を目指したそうです。もちろん髪の毛の質感や動きに関しても同じで事実的な髪ではなく温かみのある手描き風の髪の毛が要求され、無理難題を突き付けられたスタッフ達はそれはもう大変で公開する年の1月になっても解決出来ず悩んでいたそうですが、3月位になって「Dynamic Wire」という技術が完成されやっと一件落着!どこも大変ですね〜。