FumeFX : Cacheの形式
今日はFumeFXのCacheの形式についてです。
Fumeで作ったものを他のソフトでも使いたい、VrayでレンダリングをしたいがFumeのライセンスが足りない。しかしVrayのライセンスは余裕がある、と言った場合にFumeのデフォルトのキャッシュ形式のfxdではなく『f3d』或いは『vdb』の形式でキャッシュを取れば対応する他のソフトやレンダラーでも使えるようになります。
以下はMayaを想定した内容ですが、他のソフトも内容的には似てるかも知れません。
まず、FumeFxのCacheの形式は3つあります。
・FumeFXのCacheの形式
- fxd : デフォルトのCache形式
- f3d : field3D形式(VrayのVrayVolumeGridや他の対応ソフトで使える)
- vdb : VDB形式(VrayのVrayVolumeGridや他の対応ソフトで使える)
・F3D(VDB)を使う
Mayaから『F3D』、或いは『VDB』形式で書き出す時ですが注意点があります。
F3Dで書き出す場合はまずFumeFXの環境設定(歯車のアイコン)を開きます。
その後、Field3D Compressionを「gzip」にします。gzipにしないで書き出した場合
VrayVolumeGridにCacheをアサインしても表示されないようです。
以下、その順番です。
①該当のFumeFXを選択して、Cacheの書き出し指定の所の「・・・」をクリックします。
②ファイル名を決めた後、ファイル名の下の『ファイル種類』の所を覗くとその中に上記の
3つの形式が見えます。希望の形式を選んでOK(Defaultはfxd)
③後はいつものようにキャッシュを取ります。
(*以下F3DとVDB一緒)
④MenuのCreate > Vray >『CreateVrayVolumeGrid』を選択、VolumeGridを出します。
⑤VrayVolumeGridの『InputCacheFile』から先のF3D或いはVDBのCacheを選択
これでF3DとVDBが読み込めたはずですが、このままでは恐らく使えません。
形は大体同じですが、Shadingの感じが全然違うものになってしまっているからです。
ですので、Attributeの値を色々いじって希望の質感にして行きます。
後、キャッシュですのでもちろんRetimeもできます。
もしRetimeデータもF3D(VDB)で書き出したい場合はWaveletやRetimer Pathの指定の
所で上記と同じ感じで形式を選んでキャッシュを取ればいいです。
ざっくりだとそこそこ良い感じになりますが、狙った通りのものを作るにはそれなりの
工夫と経験が必要ですね~。しかしまだまだ勉強が足りない!