FumeFx : CacheのRetime(2)
FumeのRetimeの続きですが、Retimeには使い方が2通りあります。またその種類によってRangeの決め方が少々違うようです。
●Type1:Time Scale Factor
単純に全体の速さを速く・遅くするものですが、
尺と決め方としてはpost cacheの尺に関係なくベースのキャッシュの尺を入れます。元の尺が100fだったらrangeは100f=<。100fを超えた数値を入力すると101fからエラーが出たりします。
後Retimeされたキャッシュの長さですが、
≫元の尺が100f/rangeを1f-100f/タイムスケール0.5:2倍遅めの200fのCacheが出来ます。
≫元の尺が100f/rangeを1f-100f/タイムスケール2:2倍速めの50fのCacheが出来ます。
●Type2:Frame
例えば1f~100fのCacheがあるとします。1fから50fまではスピードを速く、50fからはゆっくりしたい、と言った時などに使います。もちろんその反対の場合でも。
基本的なやり方は100fの例だと1f,50f,100f目にキーを打つ→AnimationEditorを開き50f目のキーを例えば20f位に、100f目のキーを例えば200fに移動させれば最初は速く、後はゆっくり目のっものができます。よくやるやり方としてはMaya上でそのままやるとタイミング感が掴み辛いので、まずノーマルスピードのCaptureを取って、AEなどでタイムリマップしてそのリタイムの値をそのままキャッシュのキーとして代入すれば簡単です。
さて、Rangeの決め方ですがこのタイプは例えば200fまで伸ばすなら元の尺の100fではなく伸ばしたい総尺の1f-200fまでをRangeの所に入れて置く訳です。もしRangeに100fまで入っていない場合は100fまでにしかキャッシュが生成されないのでご注意を。
使用ソフトはMayaです。